【受賞作品】第51回 2025年 美術の祭典・東京展

●絵本の部屋50周年記念賞

加賀美 裕子

加賀美 裕子 作品

絵本の部屋 会場風景

●優秀賞

伊藤 実知子 (絵本)

魏 辰宸 (絵本)

立川 洋 (絵画) 

永松 稚鳥 (絵画)

根井 操 (絵画)

はせがわ まり (絵本)

樋口 薫 (絵本)

マユヒラ (コミックアート)

●奨励賞

阿部 豊子 (絵本)

飯岡 千江子(絵本)

大島 伸夫 (絵本)

Kako(絵画)

上市 俊彦 (絵本)

木下 雅雄 (立体)

齋藤 零生 (絵画)

小夜子 (コミックアート)

武嶋 公江 (絵本)

土谷 京子 (絵画)

寺園 清子 (立体)

Tosen Iwasaki (書)

なむ (コミックアート)

MYLES WILMOTT (写真)

見上 弘子 (絵本)

Mizuki the City (絵画)

望月 多恵子 (絵本)

ヨシカワゴエモン (立体)

LAB:RAT(コミックアート)

渡辺 克己 (絵本)

渡辺 修一 (絵画)

●WEBコミックアート賞

 この賞はコミックアート部門で活躍されているイラストレーターに選考委員になっていただき、金銀銅の3人を選んでいただくものです。

今回は月戸さんにお願いしました。それぞれの作家に寸評を書いていただいています。

☆金賞

Berry Verrine

コメント:
白と黒を基調にしたキャラクターと、カラフルな色彩の対比がとても印象的です。
原色とブラックの配色バランスが絶妙で、鮮やかさの中にクールなかっこよさがあります。
タイトルのアルファベットを思わせるような構図の流れもスタイリッシュで心地よく、細部のデザイン一つひとつは、まるで音符のように賑やかに感じます。
作品を一目見ただけで、デジタルサウンドの鋭い音楽まで聞こえてくるようでした。

☆銀賞

ばなこ武丸

雰囲気のある背景と人物描写が、静かな物語を感じさせる一枚です。
明暗や全体の印象は写実的ながら、タッチの効いた桜が印象的で、現実と幻の中間にある儚い一瞬を切り取っているかのようです。
手前の人物の表情が見えないことで、鑑賞者は彼の視点を共有したような感覚になるでしょう。はっとするほど鮮やかな桜が彼の心情を映し出しているようで、美しくも切ない余韻が残りました。

☆銅賞

丹沢ヒロ

春夏秋冬の季節を纏う少女たちが大変愛らしい作品です。
淡い色彩のイラストでは、強弱の効いた主線が水墨画のような趣を生み、リズム感のある美しさを感じさせます。
少女たちを彩るデザインは、シンプルで落ち着いた色調ながら上品にまとまっており、彼女達の繊細さを表しているように感じました。和洋中が融合した雰囲気も統一感があり、並べて鑑賞したくなる魅力があります。

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